お茶の声が聴こえるか

死にたいワケでは無い。

生きていたいとも思う。

 

ただ、どうしようもなく

生きてはいられないな

と感じて止まらなくなる瞬間が来る

 

 

自分なんて鬱ではなくて

本当に精神を病んでいるのでもなく

ただ鬱屈しているだけにすぎない

健常者なのだと、なんとなく分かる

 

物欲もあるし、性欲もある。

食欲もあれば…、あとはないか。

 

学術的には

物欲と性欲を失わない鬱は

存在しないそうだ。

 

 

だから、私のこの希死念慮

ただ苦しいだけで辛いだけで

それを吐き出すことによって

 

誰かに構ってもらいたいだけ

誰かに救ってもらいたいだけ

 

そういうことなのかもしれない。

 

そういうことにして

なんとか騙し騙し今日を凌ぐ。

 

 

死にたいワケじゃなくて

助けて欲しいだけ。

死にたいんじゃなくて

生きたいんだ、って

 

そういうことにしないと

きっと簡単に折れてしまう。

 

 

どれだけ病んだふりしても

いつも通りただの口先だけで

明日も図太く生き延びて行く

ヒッピーでフーテンなロクデナシ

大丈夫、大丈夫。

 

そんな自己暗示をかけては

潰れそうな夜をやり過ごすけれど

少しずつ蕾が開いていってる。

 

 

自分を殺す勇気はないけれど

死んでしまう確率の高い

空間へと爪先が向くようになった。

 

車に乗ればアクセルを大きく開けて

電車を待てば黄色い線より外側へ

遠くへ行くにも敢えて「危ない」と話に聞いてる夜行バスへ飛び乗って

 

花が咲くのを待ってるんだ。

真っ赤な花が咲くのを。

 

 

今はまだ、冬。

春までは静かに眠ろう。